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でも一番好きなキャラは推古天皇

日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫)日出処の天子 (第1巻) (白泉社文庫)
(1994/03)
山岸 凉子

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実は今週夏期休暇でした。
せっかくの休暇、甲子園を見るだけで終わるのもどうかと思い、アマゾンで何かいいのないかなーと見ていたら。
というかテレプシコーラの新刊はまだかと思って探していたら、ずっと気になってたこの漫画発見。

歴史好きだけど飛鳥時代に興味がなかったのと、ものすごく長編のイメージがあって読むときは腰を据えて読もうと思っていたので、今まで読んでなかったんですよね。
でも良く見たら文庫で7巻までみたいだったので、まずは2巻まで買ってみた。


面白すぎた。
読み終わって、三日ぶりに家を出て本屋に行って全巻買って、ご飯も買って帰ってきた。
でもご飯食べずに全巻読破した。

なんで今までスルーしてたんだろう。
てかなんであまり話題になっていないんだろう。
いや、確かに存在を知ったのは、「おすすめの名作」みたいなかんじでネットで紹介されてたからだけど。
でも個人的にはベルばら以上なんだけど。
この作品が「社会現象」並に話題にならなかったことが疑問。
私が知らなかっただけなのか?

ってくらい、夢中で読みました!!!!!!!!!!

すごい、これマジですごい!

史実を元に、宗教と政治の絡む骨太重厚な舞台!
な、なんだって-!連発のオリジナルストーリー!
魅力的すぎるキャラ山のごとしってか聖徳太子なにこの人健気すぐる!

とにかく「少女マンガ屈指の名作」といわれるだけのことがあります。
正直今まで読んできた「名作」は、個人的に(ほんとにあくまでも私的に)、「確かにこれが世に出たときは名作だったんだろうけど…うーん…」というものが多かった。(例えばローマの休日とか。イマイチ良さがわからない)
でもこの作品、連載されたのいつよ
→1980年
なんだってえええええ!!??私生まれる前かよおおお!!!
今現在連載中でもぜんぜん納得の斬新さなんですけど!
山岸先生神すぎる!!!!

ああ面白かった!面白すぎた!面白い以外の言葉が見つからない!自分の語彙力の貧困さが恨めしい!


はぁはぁ。


まぁ、確かに一般受けはしないだろうけどね。
作品全体に漂うエキセントリック臭が…人を選ぶよね…。
そもそも…

主人公がゲイ

だもんね…すごいよね…これが少女マンガのくくりって…25年前の日本すごいね…。
主人公(男)が、好きな人(男)を思ってピーーーする描写があるのにね…。
まぁギアスのニーナと思えばいいか。…いいのか?これ少女マンガですよね?


聖徳太子といえば
・推古天皇の摂政
・冠位十二階
・隋に小野妹子派遣
くらいの中学生で習った知識しかなかったので、ちょっとは勉強になるかなーという期待も持ち合わせて読み始めたんですが、そこは全然関係なかった(笑)
だってこの話、推古天皇即位した時点でお話終わりだった(笑)
それより前、聖徳太子10歳~20歳くらいの、「神童」といわれてた時期をいろいろ掘り下げた感じでした。

いや、掘り下げたって言っても、「めちゃめちゃ頭が切れる超能力者だったんだよ!」ってキャラ設定なんですけどね。
超能力って言うとSFな感じしますけど、陰陽道っぽくて不自然とは思いませんでした。
具体的には、人の心を読めたり、金縛りにあわせたり、物を触れずに動かしたり、幽体離脱できたり・・・十分すごいか。
でも彼は、この能力のせいで産みの母親から疎まれ、孤独な少年期を過ごしてきました。
感情を表に出さないので、表面上は微塵も辛さを感じさせないんですけど。
そしてそのせいで何を考えているかわからないとまた気味悪がられる。
かわいそうに。でも同情は許されないプライドの高さ。

そんな厩戸王子(うまやどのおうじ)(=聖徳太子)(以下「王子」)の、唯一の心のよりどころとなっていくのが、蘇我毛人(そがのえみし)。
厩戸王子より4つ上設定、豪族の中でも最大派閥、蘇我氏の本家長男で、将来を約束されたイケメン。
…なんですが、父親の馬子ほどゴリゴリ野心はなく、優男というか…まぁ常識人です。
ただ、何故かたまに王子の能力とシンクロするときがあり、そのために王子は毛人に興味を持ちます。
毛人にしても、他人にはツンツンな王子が自分にだけツンデレになるのがちょっと嬉しく、友人として親しくしていきます。

という二人の関係を横軸に、天皇家の跡継ぎ争いなどの政治抗争を縦軸に、壮大なストーリーが繰り広げられるという作品です。(いつの間にストーリー紹介に…)


政治面は、後でウィキペディアで調べると、思ったより史実に沿っててびっくりしました。
直接のエピソードではなくても、同年代の違う事件のエピソードを使ってたりして、完全創作じゃなかったのか!と驚くこといっぱいだった。
この時代興味無かったのが一気に詳しくなったよ!(笑)

この作品は推古天皇即位で終わりですが、その後も大化の改新までどろっどろの政治抗争続いてて、面白い時代ですね。
それまでのイメージは…
蘇我馬子→蘇我氏最盛期の人。平安の藤原道長的存在。
蘇我入鹿→大化の改新で殺された人。
くらいしかなくて、その間は数百年スパンで時間があると思ってたら、馬子(父)→毛人(息子)→入鹿(孫)で直通だったんですか!
つまり、聖徳太子が生きた時代と大化の改新って、40年くらいしか間が無いんですね。知らなかった…。
あと、聖徳太子の子孫は、その息子の代で蘇我入鹿に絶滅させられてるんですよ。
そして蘇我入鹿は大化の改新で殺されますが、そのとき毛人もまだ生きていて、一族集めて集団自殺したとか…マジでか。
なんて血で血をあらう時代なんだ…凄まじい。

とにかくこの作品きっかけにいろいろ興味沸いたので、他の資料本なんかにも手をだしてみようかなと思います。



さてと。
このくらいでいい?
真面目な感想このくらいで終わりにしていい??

毛人と王子の泥沼恋愛関係について語りたいんだけどそろそろいいですか???


でも一応隠しておく。
あ、当然、純粋に、「歴史ドラマ」「政治ドラマ」として読み応えがっちりの名作で、超お勧め、っていうのは言わずもがなですから。
加えて以下。


と思ったけどあまりに長くて終わらなかった。別記事にします。

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