やっちまったぜ北九州(笑)

はあはあ。

へんな意味のあえぎ声じゃありません。
体力が尽きかけてる声です。

こんな記事をみつけました。
3匹の子ブタ 殺人? 正当防衛?

これ読んでの感想。
何のための授業なの?
殺人て・・・。
もう一度言う。
て・・・。

刑法199条
を殺したは、死刑又は無期若しくは三年以上の懲役に処する。
狼も小豚も人ではないので、殺人罪は適用できません。が。なにか。

まぁわかってますよ。
そんないちゃもんつけてないで、もっと軽く法律を身近なものに感じてもらおうって趣旨は。
でもさぁ。
明日刑法のテストなんですよ。
殺人罪かぁ・・・。
犯罪が成立するには、構成要件に該当せねばなりません。
構成要件要素とは、行為の主体、行為の客体、行為、行為の状況、結果、行為と結果との因果関係・・・。
殺人罪では、「者」が主体、「人」が客体、「殺」すが行為、殺「した」が結果に相当する・・・(教科書より)(もうダメだ・・・)(諦めたらそこで試合終了ですよ)(安西先生!バスケがry)
ということで、宇宙空間漂ってるような概念論ばっかり暗記してるところに、この事件にはこの刑罰当てはめちゃえYO!とか言われるとね・・・。
そんな楽しい法律のお勉強させて、変に憧れちゃって法学部に入ろうとか考えた子がいたら・・・私みたいな引きこもりにな(りませんから!)

それはともかく、そもそも童話で法律のお勉強なんてナンセンスだと思うんです。
だって童話の世界には法律がないもの。
もしその世界に「殺人罪」があったなら、いくら生きるためでも狼さんは子豚さんを食べなかったかもしれない。(罪刑法定主義)(今覚えれ今!)(ってか今「ざいていほうけいしゅぎ」って打っちゃったよ・・・もうだめだ・・・安西せんせ(もういいから))
というか、末っ子の子豚さんは自分で防衛する前に警察を呼びなさい。ってことになるし。
それに、刑罰なんて細かい状況次第でいくらでも変わるんだから、童話って妄想の範囲が広すぎだと思う。

この授業がどういう形式で行われたかわかりませんが、「クラスの総意として「殺人罪」の結論を導き出した」ってのがひっかかるんですよ。
担当の先生は、
>「相手の話を聞いて柔軟に考えを変えることも必要だが、自分の考えに根拠を持って簡単に迎合しない姿勢を身に付けることも重要だ」と授業の狙いを説明する。
って言ってて、じゃあ総意なんて必要ないじゃんと思うんです。
そういうディベートの練習だとすると、「夏と冬どっちがいいか」みたいな結論のないテーマで、しかも夏派冬派はランダムで選ばれるとか、そういう形式がいいと思うんですよね。
下手に「殺人」とかをテーマにして(それも詳細な事情も証拠もわからない「童話」で)、それで「総意」なんてものを形成させるなんて、なんだかな・・・気持ち悪いというかなんというか・・・。

そうじゃない、裁判員制度への理解を深めるためだって言うのなら、なおさらで。
裁判員制度導入の目的って、裁判官の常識じゃなくて一般人の常識も取り入れようぜってところにあったはず。
それこそ構成要件がどーのとかってのは裁判官のやることで(アメリカと違い、日本で行われる裁判員制度は裁判員と裁判官が一緒に論議します)一般人裁判員のやることは、一般的な道徳観念をもって事件をどう判断するかってことですよね?
だったらさー。
そんな子豚さん正当防衛とかでなくて、もっと根本的な道徳観念の議論をすべきだと思うんです。
兄二人を殺された末っ子子豚さんの気持ちとか、生きるために他者を犠牲にしなければいけない狼さんの気持ちとか。
中学生だってことを考えると、実際のえん罪事件のドキュメンタリーでも見て議論する方がよっぽど有益な気がするんだけどな。
なんていうか・・・法律論って概念的で、その分理屈捏ね次第でこじつけも応用も効くもんだから、結局最後は「社会通念上」っていう一般常識で判断されると思うんですよね。(落第生の私が言うのもなんだけど)
なので、その「社会通念」を身につけるのが、裁判に携わる人には一番必要だと思うし、中学生にそれをわかってもらうことが大切なんではないかと思う。みたいなことが言いたいのですが上手く日本語が回らない。
こう・・・中学生には、裁判員制度を、「過剰防衛だ!」とかそんな理屈ではない、感覚的な常識とか道徳とかで捉えて欲しいという・・・願い。

それから一番大きいのが、やっぱ「殺人刑」を子豚さんに言い渡すのと、人間に言い渡すのとでは全然違う。
実際に法廷で、目の前で人が裁かれるのを見るのって、質量というか圧迫感というか・・・とにかく違う。そのあたりが、裁判員制度の一番の障壁だと個人的には思ってるので、パラレルワールドで裁判員制度を身近に感じても、何の役にも立たないと思うのです。
まぁ・・・何もしないよりはってところかなぁ。


はい、テスト前になにやってるんでしょうねタカノでした(笑)


追記
いや、やっぱ真剣に考えてみよう。私の落第生っぷりがばれようとも。
とりあえず狼と子豚をどっちも人間とする。そうしないと話が進まない。
行為の主体は子豚人間、行為の客体は狼人間、結果は溺死(煮え死?火傷?)、行為は・・・蓋で押し込む?放置したこと?、行為の状況「オオカミは煙突から忍び込もうとするが、子ブタの用意した熱湯の入った鍋に落ち」、行為と結果との因果関係・・・えーと。
とりあえず蓋の有無は大きいですよね。
狼の上に蓋をせず、ただ見てて死ぬのを待ってたなら不作為犯成立の検討になるけど。
でもそれも状況次第すぎるし。明らかに落ちた瞬間こりゃ助からないと思えたら成立しないし。
蓋をしたなら因果関係はアリでいいのかな。
蓋を閉めたことが原因で狼が死んだかどうか。
蓋を閉めなきゃ確実に助かってたのかどうか。これも状況次第か。
あとは・・・殺意の有無?はあったよね。あれ、故意ってどのタイミングで検討するんだっけ。
まあいいや。構成要件には該当したとして(適当すぎる)
違法性阻却事由に移る。(強引です)
えーと、とりあえず違法性はあるとして、いろいろとばして正当防衛が成立するか。
正当防衛の要件は・・・「急迫」「不正」の侵害に対し(略)「防衛するため」「やむを得ずにした行為」。
急迫性はちょっと足りない気がするなぁ・・・。
えーなになに。
「将来予想される侵害に対して先手を打つような場合は急迫性ありとはいえない」(大判昭7.6.16)
あ、だめじゃん。あ、でも待って。
「将来予測される侵害に対して、その侵害のときに初めて効果が生じるような設備を設ける場合は急迫性ありといってよい(学説)」
あ、これ該当するんじゃ?
不正の侵害は、普通に狼さんは殺しにきたんだからありだよね。
防衛の意志は、どうだろう。
ありでいいとは思うんだけど、兄二人の復讐目的ってのも考えられるしなぁ・・状況証拠ください。
やむを得ずにした行為・・・必要性は、まぁありで。やらなきゃ殺られるんだし。
相当性は・・・過剰防衛とからむんだよね?
でも過剰防衛は、あれ「素手の相手に日本刀で立ち向かった」みたいなのをアンバランスで過剰防衛って言うんであって、自分よりはるかに体格のいい相手が武器(牙)持って殺しにきたら、もうどんな防衛しても相当性はあると思うんだけど。
ってことで、正当防衛は成り立つと思います。
で、違法性阻却事由ありってことで、殺人罪には該当せず。子豚さん無罪。
そもそも不法侵入までしてきてるんだしねぇ狼さん・・・。

以上、もういいかげん眠いタカノ裁判官の結論でした。今三時。
やばいw刑法単位取れる気がしないww

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