ダ・ヴィンチ・コード

噂の「ダ・ヴィンチ・コード」を見てきました。

特に見るつもりは無かったんですが、「見るな」と言われたら見たくなるこの不思議。
「キリスト教国で抗議デモ」とか「映画祭では冷笑で迎えられ」なんて聞くと、じゃあ私行ってきます!とね。

原作を知らないと映画だけじゃよくわからない、なんてことも言われてますけど、そうでもなかったですよ。
大元の「キリストにまつわる秘密」の部分は結構理解できました。
確かに謎めいてて面白かった。
でも、「今何が起こってるのか」って部分は展開が早すぎてわかりませんでした。
あの敵っぽい人達は、結局何がしたかったんですか?(何も理解できてねーじゃねーか!)


まぁそんな些細なことはおいといて。(おいぃぃぃ!)
この作品が注目されてるのは、「神=キリスト=聖霊の、三位一体説」にガチンコ勝負を挑んでるってとこですよね。
特に、キリストは神であるか否か。
えーと、325年、ケニーア公会議でアタナシウス派の三位一体説が採用され、以後アリウス派をはじめとするキリスト人間説は異端となった。
てのが普通に世界史で習った知識です。よね。
現代もローマカトリック教会はこのスタンス。・・・たぶん。
で、しかしキリストが人間である証拠は存在し、ダ・ビンチの絵にその内容が暗号で記されている
というのがこの映画のテーマ?です。


この映画、CMでもポスターでも「モナリザ」が大きく取り上げられてて、あたかも「モナリザ」にその秘密が隠されているような宣伝ですよね。
違いました。
モナリザなんて始めの方にかすっただけ。
どちらかというと「最後の晩餐」が主。
ここは頂けなかったですよ。嘘つき!
・・・たぶん、原作の方にはモナリザに関しての記述が多いんでしょうね。
映画化すると、原作との兼ね合いから、テーマ軸までずれてしまうことってよくありますし。

原作も読んでなくて映画もまだ観てない方、これから観ようと思っている方に・・・言ってもネタバレにならないと思うので言いますが・・・やっぱ反転暗号は「最後の晩餐」にあります。観る前にちょっと考えてみると面白いかもしれないです。ヒント:ヨハネと言われてる人


全体的には、ミステリアスな雰囲気が素敵で、面白い作品でした。
キリスト教に縁薄い私にとっては、それがどうしたって結論ではありましたけど。
でも世界史は好きですし、有名な出来事の裏に隠された謎ってワクワクします。
原作読んでみようかな。

それにしても・・・。
「この秘密が暴かれれば世界は崩壊する」ってさ。
たぶん・・・いや、きっと大丈夫だと思うんだ。
確かにそちらの世界は混乱するかもしれないけど、そしてこっちにも影響はあるかもしれないけど、「世界が崩壊」ってさすがにそこまでは・・・。
その辺の感覚のズレが・・・ある意味面白かったです(笑)

ああ、それからヒロインの女優さん。
どこかで見たことあるな~ってかフランス語しゃべってるよって思ったら。
アメリの人でした。
舞台がフランスなので、フランス語がかなり使われていましたよ。
英字字幕がでまくり。
こんなに字幕のでるハリウッド映画(ですよね?)は見たこと無かったので、その辺りも面白かったです。


ぶっちゃけ、この作品に関して私が一番注目したのは、これに関連したアメリカの裁判で、裁判官が判決文に暗号を仕込んだ例の件だったりします(笑)


以下ネタバレ付き感想~。
まず、キリストが人間で妻や子がいたからって、それはどれだけスゴイことなんだろうかと疑問です。
神が舞い降りてきたってのより、「超能力を持った天才が、『神の言葉』という比喩を使って人々に道徳を説いた」って方が馴染めるんだけど・・・。
というか、キリスト教を信仰してる方々は、本気でキリストは神と同一なものって思ってらっしゃるんでしょうか。
ほら、戦時中の天皇みたいに、「そういうことになってるけど、本気で思ってるわけないじゃん」みたいな雰囲気ではないんでしょうか。
昔はともかく、今の、一般的な信者の方には、それでもショッキングなことなんでしょうか。
事実かどうかは別にして、仮定の話としても許し難いものなんでしょうか。
ちょっとやっぱり感覚がつかめないんですよね・・・。
ローマ教会が、今までの教義に反するからってことならわかりますが。
・・・それも一緒なのかな。


上でも書きましたが、シラスやアリンガローサは、結局何が目的だったんですか?
(いやもうホントにわかんなくて)
あの秘密の地図を手に入れて、何する気だったんでしょうか。
司教っぽい人たちが集まってる場面で、何か言ってた気もするんですが・・・。
頭がついていかなかったです・・・。(アホめ!)
ソフィーのおじいさんは、あの人たちの仲間じゃなかったんですかね?(本当に理解力ないな!)
これはやはり原作を読まないと・・・。
十字軍やテンプル騎士団や魔女狩りの辺りも、面白そうだなと思いながらあっという間に流れてしまってよく分かりませんでしたし。(読め!もう原作読め!)


そういえば、ソフィーのおじいさんのダイイングメッセージの残し方も謎でした。
まずそんなあちこちに血を塗りつける力があるなら、外に助けを呼びに行くことができたんじゃないかという点。
そして、あの派手派手しい最期の姿は、メッセージに「ダ・ヴィンチ」を連想させるため、それだけのためだったのかという点。
どう考えても派手すぎです。


それから本当にどうでもいいことなんですが、最後、棺をお城からルーブル美術館に移したようでしたが、あれ。

どうやって持ち出したんですか。お城解体したんですか。

どう見てもあの入り口からあの棺を持ち出すことは不可能だと思うのですがどうですか。



感想はこんなかんじです。(これは感想なのかと小一時間)


ぶっちゃけると「よくわかんないけど、壮大なミステリーと、豪華セットで再現された世界史上有名な場面と、模写か本物か知らないけど沢山の美術絵画が見れて、面白かった」で終わっちゃうんですよねー。あはは。(笑い事ではない)



最後に。

私、あの人のこと素で女だと思ってたYO!

そう言われてみれば、12使徒の中に女の人はいなかった。
なんとなくマリア(キリストのお母さんの方)?とか思ってたけど、そんなはずはないなぁ。
普通はヨハネって言われてるらしいですね。

まぁ、私にしてみれば、キリスト妻説よりも、ヨハネとキリストのただならぬ関係説の方が惹かれるんですけどね!(罰当たりもいい加減に・・・)

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