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愛のアランフェス

こんにちは。

トリノ、ちっとも盛り上がりませんね。

一人でもメダルを取れば、たとえそれが銅でも神のように報道される悪寒。
でもむしろこのまま突っ走って、近年のありえない記録を作ってくれても面白いかも知れない。

と、ここで自分の中でも気分を盛り上げるために、フィギュアのマンガをご紹介します。

愛のアランフェス (1)愛のアランフェス (1)
槇村 さとる

集英社 1996-09
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ギターの名曲「アランフェス協奏曲」をテーマに、愛と情熱を美しく描くスポ根マンガです。

題名からも想像できるように、大量の花を背負い、いきなり古代ギリシャにトリップするような類ではありますが、今でも十分通じる「女の強さ」が描かれていて面白いです。
*完全版のため、カバーの絵柄は詐欺入ってます

完全版4巻の中に、成功、挫折、模索、復活、栄光への道ともうぎっしりたっぷりつまっててとても読み応えがあります。

あらすじは。
著名なスケーターの父に仕込まれた主人公亜季実は、彗星のごとく現れた大型新人として注目され、女子シングルの頂点を極める。
そこで運命の男性と出会い、ペア転向。
今度は二人で世界のトップを目指す・・・というお話。

一番の注目は、亜季実の成長です。
同じ女としてとても共感でき、また憧れます。

シングルのときは一人でリンクに立ち、それに恐れを感じなかった亜季実。
ところがペアとして相手への信頼が強まり、それが恋心に変わるにつれ、一人で滑ることに無意識の恐れを感じます。
二人の絆が強くなる、ペアのやわらかい雰囲気は出る、でもそれは裏を返すとお互い依存し、馴れ合いのぬるま湯に浸かっている状態。

男性の黒川さんだけそのことに気づきます。
どうして亜季実はここまで弱くなってしまったのか、シングルの時の強さはどこにいってしまったのか。
亜季実のために、亜季実によかれと思ってしたことは、かえって彼女を甘やかしただけに過ぎなかったのか。
こんな馴れ合いの雰囲気のままでは、世界など狙えるわけがない。
いつの間に現状に満足していたのだろう。
ダメだ。
このままでは二人ともダメになる。
いったん距離を置こう。

一人そう決心した黒川さんは、亜季実に何も言わず、ヨーロッパに行ってしまいます。

置いて行かれた亜季実。
なぜ?どうして黒川さんは私に何も言ってくれなかったの?
一人でどうしろと言うの?
何を考えているの黒川さん!
黒川さんに会いたい!黒川さん!黒川さん!黒川s


うざい。
亜季実ちゃんうざすぎる。
シングルの時はもっとイイ女だったのに。
男ができたとたん、ぐだぐだのダメ女になる好例です。


どん底期間が長くいい加減イライラしますが、その分立ち直って一人の人間として歩き出した時の彼女は素晴らしいです。
長い髪の毛をばっさり切り、一人でリンクに立つ亜季実は、女としても、人間としてもカッコイイ。

フィギュアスケートと恋愛を上手く絡めて、フィギュアスケーターとして、女として、人間として、どう相手と向き合うべきか、今でも深く考えさせられるテーマです。

ベタベタした依存の関係じゃない。
それぞれ自分をしっかり持った上で、認め合い、信頼し、協調し合う。
私もパートナーができたらこういう関係でありたいな、と思います。



これ読んでからフィギュアのペア見るとですね。
誰も彼も恋人同士に見えてkry
いや、実際夫婦ペアも多いですし、あながち間違っちゃいないかも。
だってあんな空中に放り投げ出されるんですよ?
確固たる信頼がないとできないですよ。
信頼・・・一歩間違えるとそれは・・・・

少女漫画を読むと、こういう思考回路になって困ります。


タイトルのアランフェス協奏曲は、スペインの盲目の作曲家、ロドリーゴの代表的な曲です。
ギターが切なく奏でるメロディは、哀愁漂っててとってもロマンチック。
元々黒川さんの十八番の曲で、亜季実も憧れて滑るようになり、最終的に二人のペアの曲にもなります。
黒川さんのヨーロッパ留学でもスペインのアランフェス地方がクローズアップされ、全体的にずーっとこの曲がかかってるイメージです。

この曲を知ってると、さらに作品を楽しめると思うので、ぜひ聴いてみて下さい。
有名なフレーズは第二楽章です。
一応ココで試聴できますが、ものすごい編曲なので・・・・どうだろう(笑)
こんなの着メロにしたら速攻で着信とらないと呪われそう(笑)


オリンピック、ペアはもう終わってしまいましたが、シングルはまだあるし、興味のある方読んでみてくださいね。

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